京都アニメーション放火事件の件。
こちらにいると普段は自分から情報を探しに行かなければ日本の情報が自然と耳や目に入ってくることはないのですが、この件に関しては中国のサイトでも大きく報じられていたため、比較的早い段階で事件を知ることが出来ました。
当初は昨日の昼すぎ(前日の日記を書いた30分後ぐらい)にまず一報を目にしました。その時は1人の方が亡くなったということでした。
一体何が起こったのか、、そこから日本の情報も収集し始めましたが詳細は判らず、ただただ時間の経過と共に亡くなられた方の数が増えて行くという状況に胸が苦しくなって、事態を受け止め切れず仕事に逃避しました。
とは言え、自分の仕事もアニメーション。 仕事で絵を描いていても頭の中では常に事件のことを考えていたため、まったく仕事が進みません。気付けば空を見つめていたり、描きかけの絵の同じところを何度も何度もなぞったりしていました。
有る程度落ち着いてきたところで再び日本の報道を見てまわったのですが、そこで初めて驚きや衝撃だったものが怒りに変わりました。記事を読んだり掲示板のコメントを見る度に、全身に電気が走るような感覚に襲われ肌も常に粟立っていました。
海外の情報、、とりわけ中国のサイトなどを見ても、怪我をされた方への心配や応援、亡くなられた方への敬愛の念、京都アニメーションが手掛けて来た作品に対する思い、そして容疑者に対する怒りの声などで満ち溢れていました。
事件により33人の方が亡くなられたということですが、彼らにはこの先やりたいこと、描きたい作品、見たい作品もたくさん有ったと思います。 彼らの夢や希望を奪い、そして同時に全世界における京都アニメーションの作品を応援しているファンの人たちの気持ちも奪ったわけで、、どんな理由があろうとも、今回の事件を起こした容疑者を許すことは出来ません。
いったい何があったのか。そしてなぜ起こってしまったのか。 普段あまり事件後のことには興味を持たないのですが、今回の件だけは常にアンテナを張っておこうと思っています。
最後になりますが、今回の件で怪我をされた方々の一日でも早い御快復をお祈り致します。
そして亡くなられてしまった方々は、どうか安らかに、、これまで素敵な作品の数々を世に送り出してくれて本当に ありがとうございました。