■海賊版DVD
出回っている。という日本のニュースを目にしましたが、こちらにいると、
それほど驚く記事では有りません。劇場公開後に出回るDVDの方が
少ないかもしれないと思うほど、とにかく早いです。
海賊版。日本ではこう呼びますよね。こちらでも同じような呼び方を
します。主に偽物とか盗版などと呼称する場合が多いです。そう呼ぶ
と言う事は、やはり海賊版だと判っていて購入したり、閲覧したりして
いるワケです。
逆に海賊版では無い物。本物を入手する事は非常に困難です。価格
が高い為、店に置いても売れません。海賊版が150円程度なのに対
して本物と思われるDVDは15~20倍ほどの価格。2~3千円します。
ここで 『本物と思われる』 と書いたのは、それが本物だという証拠が
無いからです。海賊版にもホログラムシールが貼られていたり、真版
(本物)と書かれていたりする場合が非常に多いです。本物との見分け
がつかないほど海賊版が精巧に作られていると言う面も多々有ります。
しかも海賊版DVDは、どこの店でも普通に扱っています。取り締まりを
強化。なんて言ってはいますが、どこをどう強化しているのか全く感じる
事が出来ません。海賊版しか置いていない店の方が多いと思います。
中国と日本の国交正常化35周年記念として、のび太の恐竜2006が
中国の劇場で公開される事が決定したようですが、この映画の海賊版
DVDも、すでに市場には出回っています。御丁寧に北京語の吹き替え
まで入っているようです。価格は150円。因みに劇場にもよりますが、
映画を見るには約450円 (大人一人の料金) のチケットを購入しなくて
はいけません。
中国で海賊版を絶滅させるには、まだ非常に時間が掛かりそうです。